堀 俊輔 (Syunsuke Hori）
東京藝術大学にて作曲と指揮を学ぶ。 在学中、指揮を佐藤功太郎氏、ジャン・フルネ氏に、作曲を尾高惇忠氏に、ソルフェージュ、スコアリーディングをアンリエット・ピュイグ＝ロジェ氏に師事。 同大学卒業後、ただちに、読売日響、新星日響、大阪フィルなど全国の主要オーケストラに客演。 1987年東京交響楽団に入団、90年東響特別演奏会で正式デビュー。 91年秋には指揮者として東響世界ツアーに参加し、同時にシラキュース交響楽団定期演奏会で鮮烈なアメリカ・デビューも飾っている。 94年「オラトリオ東京」創立。 95年旗揚げ公演、ハイドン「天地創造」を音楽監督として大成功に導き、音楽会に新風を巻き起こした。 平成10年度文化庁在外研究員として、メトロポリタン歌劇場において、レヴァイン、ゲルギエフの下で研鑽を積んだ。
オペラや合唱指揮にも感性の鋭い才能を遺憾なく発揮し、完成度の高いステージを重ねている。 最近では、東京交響楽団、東京シティフィル、神奈川フィルなどのオーケストラ専属合唱団を次々に創立し育成、特に大規模な合唱付き管弦楽作品の指揮には定評があり、この分野の第一人者としての地位を確実なものにしている。 2001年サンクトペテルブルク音楽祭に登場、サンクトペテルブルク・ステートアカデミーオーケストラを指揮、演奏活動をロシアに広げた。 03年4月には同地で行われたプロコフィエフ国際コンクールの審査員に招聘された。 04年2月リスボン市管弦楽団を指揮、ヨーロッパ・デビューを飾る。 著書に『ヘルベルト・フォン・ホリヤンのモーツァルトは振るべからず』（カワイ出版）、『本日も満員御礼!』（ヤマハミュージックメディア）がある。 ＣＤもオラトリオ東京、東京交響楽団によるシューマン「楽園とペーリ」（2003年12月「レコード芸術」特選）ほか多数リリースされている。 シュトゥッガルト・バッハ・アカデミー2006年指揮部門最優秀賞。