第47回 定期演奏会 指揮者 |
松沼 俊彦 (Toshihiko Matsunuma) 神奈川県に生まれる。5歳よりピアノを、13歳よりトロンボーンを学ぶ。 1990年、東京芸術大学器楽科トロンボーン専攻に入学。トロンボーンを伊藤清氏に師事。 1994年同大学卒業、安宅賞受賞。 在学中より指揮者を志し、1993年ウィーン夏期音楽セミナーに参加、故カール・エステルライヒャー、湯浅勇治の各氏に師事、受講生の中からの選抜者によるファイナルコンサートに出席する。これ以降、12回にわたる「湯浅勇治(ウィーン国立音楽大学助教授)による指揮セミナー」において研鑚を積む。 1997年東京音楽大学指揮科に研究生として入学。指揮を紙谷一衛、広上淳一の各氏に師事。また学内において学生有志によるオペラ団体を組織し、「こうもり」「魔笛」をそれぞれ上演・指揮する。同年12月沖縄国際音楽祭に奨学金を得て参加、ファイナルコンサートに出演する。 1998年12月東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団「第8回東京国際フォーラム定期演奏会」にて正式にデビュー。また1999年には「21世紀プロジェクト」−若手指揮者シリーズ−の企画・運営にたずさわり、自らも同年7月の第2回公演に出演し、新星日本交響楽団を指揮する。この他、広島交響楽団、KOIKEストリングス等と共演。 2000年よりウィーン国立音楽大学に籍を置き、L.ハーガー、E.アッチェル、湯浅勇治の各氏に師事し、またプロ・アルテ・オーケストラ・ウィーンを指揮し研鑚を積む。 2002年1月より2003年3月まで、大阪シンフォニカー交響楽団カヴァーコンダクター(副指揮者)に就任。 2002年、小林研一郎、本名徹次など優秀な指揮者を多数輩出していることでも有名なハンガリー・ブダペスト国際指揮者コンクールにて第1位受賞。優勝後、ルーマニア・ブラショフ「ジョルジュ・ディマ」フィルハーモニー管弦楽団、ルーマニア・オラディア交響楽団を指揮、2003年1月にセゲド交響楽団、ハンガリー・マターヴ交響楽団、北ハンガリー交響楽団、ブダペスト・フィルに客演し、それぞれ好評を博した。 2004年、第1回マーラー国際指揮者コンクールに第3位を受賞。 国内では、大阪フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラなどに客演。 |