第44回・第45回 定期演奏会 指揮者 |
岩村 力 (Chikara Iwamura) NHK交響楽団アシスタントコンダクター。早稲田大学理工学部電子通信学科、および桐朋学園大学音楽学部演奏学科を卒業。さらに同大学オーケストラ研究生として研鑚を積む。黒岩英臣、飯守泰次郎、小沢征爾、秋山和慶、高階正光、紙谷一衛、R・シューマッヒャーの各氏に師事。また、ホルンを故 黒澤勝義、クラリネットを古沢裕治、二宮和子の各氏に師事。 ・ 第15回マスタープレイヤーズ国際音楽コンクール(スイス)指揮部門優勝、マスタープレイヤーズ大賞受賞。 ・ 第1回マリオ・グゼッラ国際指揮者コンクール(イタリア)第2位、オーケストラ内の投票では過半数の支持を得てオーケストラ特別賞を受賞。 ・ 第8回フィレンチェク記念国際指揮者コンクール(ハンガリー)入賞。 ・ 第3回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクール(イタリア)第3位。 1995年・1997年には、フェラーラ市立歌劇場の招待を受け「セヴィリアの理髪師」「ドン・ジョヴァンニ」の上演に際してクラウディオ・アバド氏のもとで研鑚を積む。また、シャルル・デュトワ、チョン・ミョンフン、ジャン・フルネ、イヴァン・フィッシャーなどのアシスタントを数多くつとめた。現在はイタリアと日本に活動の拠点をおき、これまでに、ハンガリー国立交響楽団、デブレツェン交響楽団(ハンガリー)、サヴァリア交響楽団(ハンガリー)、マルケ・フィルハーモニー管弦楽団(イタリア)、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、東京混声合唱団、東京佼成ウィンドオーケストラなどの内外のオーケストラを指揮。ヨーロッパ諸国、および日本国内各地で演奏し高い評価を得ている。 1996年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の要請により同楽団日本公演(クラウディオ・アバド指揮、マーラー/交響曲第2番「復活」)副指揮者をつとめ、1999年には『別府アルゲリッチ音楽祭』において、マルタ・アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキー、イヴリー・ギトリスらと共演し好評を博した。また同年より、ミラノ・スカラ座首席奏者達との共同プロデュース演奏会(指揮・企画)を始めるなど、世界のトップアーティスト達から誠実な人柄と音楽性に厚い信頼が寄せられている。 2001年以降は、ザグレブ国際現代音楽祭(クロアチア)、ザグレブ・フィルハーモニー交響楽団定期演奏会、バーリ交響楽団特別演奏会(イタリア)への出演をはたすなど、国際的に活躍の場を広げることとなる。2003年9月には、NHK交響楽団B定期演奏会に登場し、大きな成功をおさめた。オペラ・合唱・宗教音楽を含め、今後もエネルギッシュに取り組む活動が大いに注目されている。 |